今回の気滅の刃は孤高の天才剣士の
素顔は幼い笑顔の愛らしいキャラ?
時透無一郎について
お話したいと思います。
※放映されいるアニメ作品以上の
内容が入る為、ネタバレ注意です。
霞柱・時透無一郎は剣を握ってから
わずか2カ月で柱まで昇りつめた、
鬼殺隊屈指の天才剣士ですよね?
柱になるためには常人の何倍もの
努力に加えて、
多かれ少なかれ
何らかの才覚が必要なのは
明らかですが、
その中でも無一郎の剣士としての才能は
ずば抜けていますね。
無一郎の場合は
あまねを通してですが、
お館様直々に鬼殺隊の
スカウトした描写があるのは、
悲鳴嶼と無一郎のみになっています。
剣を握った事のない無一郎と、
兄である有一郎の元に何度も
あまねが足を運んでいたことからも、
その期待の程が伺えると思います。
そんな天賦の才の持ち主である
無一郎も、戦場を一歩離れれば
14歳の少年なのです。
特に記憶を取り戻して以降は、
炭治郎に
そのかわいらしい笑顔を見せたり、
無惨への怒りをあらわにしたりと、
豊かな感情表現が
見られるようになりましたね。
もしも無一郎が感情を失っておらず、
入隊当初から今のような
性格だったとしたら、
妹や弟を持つ柱たちから
「これでもか~!」
というぐらいに猫可愛がり
されていたかもしれないですね!
双子としてともに生を受けた
兄弟に対して、
片割れもしくは分身というような
表現をする事がありますよね。
無一郎にとって双子の兄である
有一郎はまさしく、
そのような存在であったのでしょう。
生まれた時から一緒に居て、
両親を失ってからも
手に手を取り合い共に生きてきた兄を、
突然奪われた無一郎の喪失感は
とても大きかったはずで、
計り知れないところにあるのだと
思います。
しのぶが
姉・カネエの表情や生き方を真似る事で
自身を変えようとしたように、
無一郎が記憶喪失になったのも、
心を守るためのひとつの術で
あったものだと
考えられないでしょうか?
ただ、無一郎の中では
「こんなにつらいなら全て忘れてしまおう」
という、
自己防衛が働いたのと同時に
「これからも片割れである兄と一緒にいたい」
という、
願望が同時に存在していたのではないか
と思うのですが、
皆さんはどう思われますか?
記憶を取り戻したあとで無一郎は
「記憶のない時の僕は何だか兄に似ていた気がする」
と、
述べていますが、
これは記憶を失ってもなお
無一郎の心に兄の存在が
残っていたという
証拠だともいえるのでは
ないでしょうか?
回想シーンを見る限り、
幼少期の無一郎は気が強かった兄・
有一郎とは、真逆の十物だったと
推察できます。
口喧嘩ではいつも兄に勝てず、
分が悪くなると悔し涙を浮かべて
口をつぐんでしまう・・・
そんな性格だったようですね。
本来大人しい無一郎が鬼に
果敢に斬りかかっていけるだけの
胆力を手に入れたのは、
兄を殺された怒りに加えて、
気の強い性格の有一郎が
いつも心にいてくれるからでは
ないでしょうか?
霞の呼吸という名の通り、
戦闘時の無一郎のスタイルは
とにかく相手に手の内を
見せませんよね。
どの型にも霞のエフェクトが
かかっていて、
無一郎の太刀筋を
うまく隠していますね。
大きめの隊服を着用して相手に、
間合いや動作を悟られないように
工夫している点から察するように、
霞の呼吸は他の呼吸と比べて型ごとに
大きく動作が
異なるのかもしれないですね?
突然部屋に入ってきた半天狗の顎を
一瞬ではねた
「肆ノ型・移流斬り」
細かい連撃を高速で繰り返す
「伍ノ型・霞雲の海」
などに代表される技を繰り出すスピード
無一郎の特徴の一つに挙げられます。
多くの剣士の刀を打ってきたであろう
刀鍛冶の鉄穴森が
「瞬きする間に斬っている」
というコメントからも
その速さが伺いしれるところですね。
スピードという点においては、
善逸と無一郎は似たもの同士と
いえるかもしれないですね。
ただし、
音という視点から考察すれば、
二人はむしろ正反対の
剣士だともいえます。
雷鳴を轟かせながら技を繰り出す
雷の呼吸とは異なり、
霞の中にいるかの如く
静かに相手を斬る、
それが無一郎の戦闘スタイルだと
いえるのです。
無一郎の代名詞ともいえる
「漆ノ型・朧」は
無一郎のスピードあってこその技です。
大きな緩急をつけて繰り出す「朧」で
顎を斬られた
上弦の「伍・玉壺」は
「霞に巻かれているような・・・」
と表現していましたね。
玉壺と戦った刀鍛冶の里編では
単体で繰り出された「朧」。
しかし上弦の壱・黒死牟戦での
無一郎は
「伍ノ型・霞雲の海」の後に
朧を使って攻撃するのではなく、
速い霞雲の海を見せる事で、
緩急が持ち味の朧の効力を
さらに引き上げたのでしょうね。
無一郎の祖先にあたる黒死牟も
朧を目の当たりにした歳に
「動きが読みづらい錯乱も兼ねた技、実に良き技」
と賞讃を送っています。
刀鍛冶編での無一郎と玄弥は
それぞれ別の鬼と戦っており、
二人が説職するシーンは
描かれていませんでした。
しかしその後無限城で
再会した二人からは、
柱と一般人ではなく、
もっと距離が縮まっている様子が
見て取れますね。
もしかしたら刀鍛冶で
初対面を果たして以降、
二人は何らかの交流を
重ねてきたのかもしれないですね。
少々不器用な
愛情表現の兄を持つ弟同士、
理解しあえる部分も
多かったのではないでしょうか?
二人がお互いの兄の
トークでおしゃべりに花を咲かせる、
そんな場面を想像すると
なんだかほっこりしませんか?
そんなアニメのシーンも
見て観たいですね。
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