「ラブライブ！」の魅力は、女子高の部活動の中で学年を越えた9人の仲間たちが、数々の苦難を乗り越えてスクールアイドルフェスティバルでの優勝を目指すところです。
9人のメンバーが集結するまでにもかなりの苦労があり、なんとかμ’ｓ（ミューズ）というアイドル名が決まってもまともな練習場所がなく、真夏も真冬も校舎の屋上で練習するなどお金持ちの有名私立校とは違った雑草魂が含まれているところも魅力です。
国立の高校ともなれば、受験勉強など将来の進路という重たいテーマも含まれていて当然なのですが、このアニメにはそんな深刻な場面がまったくありません。
3年生も卒業ギリギリまで、ただひたすらスクールアイドルの頂点を目指して頑張り、卒業後に海外公演にまで行く始末で、そこに若干の違和感があるのは否めません。
しかし、最初はチームプレーの大切さを忘れてしまい、センターの責任から穂乃果が無理をして突っ走り過ぎてライブで倒れたり、大会の日に大雪が降って遅れそうになったところをメンバー以外のクラスメイトが全員で通路の雪かきをやってくれたりと仲間を大切にすることの素晴らしさに気づかせてくれます。
これから充実した高校時代を過ごしたい、素晴らしい仲間を作りたいと考えている10代にはオススメのアニメです。
また、群れるのが嫌いでいつも孤独で、クラスメイトを信用していないのだけれど実は寂しいという高校生は絶対に見るべきアニメです。
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