スタイリッシュかつ
美麗すぎる絵を描く漫画家・絵師の
霜月かいり先生の
歴史ファンタジー長編
「BRAVE10」が動く!
美しいキャラたちと、
重厚なストーリーが楽しめるアニメです
忍者・霧隠才蔵は、
旅の途中で天真爛漫な不思議な少女
伊佐那海(イサナミ)出会います。
なぜか伊佐那海を襲う怪しい刺客たち。
成り行きでそこを助けた才蔵に、
伊佐那海は懐いて
ついて回るようになります。
あるところから
命からがらの逃避行をしてきた
伊佐那海は、信州の武将・真田幸村に
身を助けてもらおうと
していたところでした。
それになぜか才蔵は付き合わされ…と
物語は始まっていきます。
有名である
真田十勇士たちが、
時に作品のオリジナルとして、
魅力的なキャラとして登場します!
霜月先生が作り出した
独特の味の美しい十勇士たち。
そして真田幸村をはじめ、
石田三成、直江兼続、
伊達政宗なども登場!
格好良くも
どこか愛すべきキャラたちです。
特に魅力的なところは、
バトルシーンを含めた
キャラたちの動きです。
漫画で描かれる
華麗な描写を損なうことなく、
アニメとして見やすく描写されています
斬新な武器、時に忍術、時に魔術(?)
が生き生きと動くシーンは
スタイリッシュかつ、
血湧き肉躍る躍動感です。
特に個人的には、
くのいち・アナスタシアが
氷の忍術を展開するシーンと、
ピンチになった伊佐那海が
不思議な力を爆発させるシーンの迫力は
ものすごいです…!
ユニークなキャラたちも魅力です。
才蔵にとっては
うざったくもどこか憎めない、
可愛らしい伊佐那海。
忍びとして
しっかりしなくてはと思いつつも、
なんだか伊佐那海が気になると
シャイな猿飛佐助。
敵として登場しつつも、
戦いで負かされた才蔵に恋心(?)を
抱きつつも、ツンケンしてしまう、
エキセントリックな由利鎌之介、
などなど。
これらのキャラたちが
織りなす微笑ましい日常にも
和まされます。
伊佐那海の力を密かに狙う徳川家康。
爽やかな知的武将の
青年として登場する石田三成は、
そんな家康に反感を抱きつつも、
彼自身も奥に秘めた激しい野望。
誰しも欲しい「力」というもの。
それはどんなものか?
手を出してはいけないものなのか?
掴んでしまったら、
天下はどうなるのか?
クライマックスでは
色々と考えさせられる
重厚さになりますが…、
最後の答えは漫画で出るのでしょう!
残念ながら、
アニメはワンクールでした。
落とすところは落とすけれど、
未来への可能性はまだまだ、
というところで
ストーリーが終わってしまう、かも…?
しかしワンクールでも充分の見応え!
何より霜月かいり先生の
作品の映像化に挑戦して、
素敵なアニメにしてくれたことに
感謝です…
(大いに個人的な感想が含まれます)。
目で見て
エモーショナルな気分を味わいつつ、
斬新な歴史物語が楽しめるアニメです。
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